あなたのイエスタデイ
作詞:喜多條忠;作曲:吉田拓郎;編曲:馬飼野康二;
All Songs Box:5枚目2曲目
歌い出し:春だというのに 私には 心のコートが脱げません
菜の花畑を 吹きくる風は あなたのところにも 届くでしょうか
ポイント:「やさしい悪魔」以上に拓郎節が炸裂しています。
All Songs Box:5枚目2曲目
歌い出し:春だというのに 私には 心のコートが脱げません
菜の花畑を 吹きくる風は あなたのところにも 届くでしょうか
ポイント:「やさしい悪魔」以上に拓郎節が炸裂しています。
まさに拓郎節。「やさしい悪魔」や「アン・ドゥ・トロワ」はそれ程でもないように思うのですがこの曲についてはバックのギターやドブロなどの味付けも吉田拓郎のフォーク調をかなり意識しているように思います。(やさしい悪魔の伊藤蘭(ランちゃん)の歌い方は幾分か吉田拓郎を意識しているように見えます。
それをまた藤村美樹(ミキちゃん)が切ない感じで歌い上げています。すばらしい。もともとミキちゃんの音楽的な素養は3人の中で最も高かったのですが、このアルバムあたりからはアーチストと呼んでも遜色のないレベルにまで高まってきているように思います。
おそらくそれぞれの一曲を聴いても理解できないかもしれませんが、複数の歌を聞くことでその幅広さ、奥行きを感じる事ができるように思います。
全曲集(CD) | 最後の瞬間(DVD) | 貴重なライブ(DVD) |
2枚組のベスト盤でこの曲を初めていま聴きました。
イントロで、泉谷しげるの「春のからっ風」が自然に浮かんできて、そのまんま歌えそうだったので、あわせて歌ってみたら、キャンディーズも一緒に「春だというのに」と歌い出すではありませんか。びっくり!
キャンディーズのシングルB面で泉谷へオマージュするなんてしゃれてますね。曲全体としても、キャンディーズのイメージを覆す、素敵なうたですね。
18 5月 2011 at 12:32:17
はまにんじゃさん、
コメントありがとうございました。それはしりませんでした。
作詞・作曲者を見るとそういうこともあるのかもしれませんね。
にしてもそれをシングルB面にする企画も面白いですね・・・
この曲のシングルリリースは77年の3月なので実はそんなに時期が離れているわけではないのですね。と思うと隔世の感・・・
22 5月 2011 at 17:42:39
今日はミキさんの誕生日を祝ってミキちゃんリードVoの曲にコメントさせて頂きます。一昨日から大忙しです(笑)。
ところで先日アドミンさんの「音楽遍歴」を拝見させて頂きましたところ、音楽性に関して守備範囲の広さを持ちながらもしっかりした芯が通っている感じがして素晴らしいなと思いました。それにひきかえ私は中学でハマったビートルズほぼ一筋(他にも国内外多少は聴いてきましたが・・)で生きてきました。しかし一昨年の秋頃からキャンディーズにハマってしまってます。そんな私にとってビートルズとキャンディーズの橋渡しをしてくれるのがこの曲と「買い物ブギ」です。勿論「Ticket to ride」「Here there and everywhere」のカバー曲もいいですね!
さて「あなたのイエスタデイ」ですが元祖四畳半フォークの「神田川」を書いた喜多條先生の歌詞を育ちの良いミキちゃんが歌いこなしてしまっている点が凄いです。モロ拓郎節のメロディに関しても同じことが言えますね。ドロドロコセコセした感じではなくキャンディーズらしい乾いた感じのノシタルジックさとリアリティー感の醸し出しが素晴らしいです!70年代にタイムスリップしてしまったような感覚に引き込まれます。
そう言えばキャンディーズのデビュー間もない頃のTBSのラジオ番組で「かぐや姫」と一緒の出演がありスタジオで彼等が生演奏したことがあったようですが、もしかすると既にその時にミキちゃんは何かを吸収してしまったのかもしれませんね!?こうせつさんも育ちが良さそうに見えますしね(笑)。
いろいろ考えますとボーカリスト「藤村美樹」をずっと聴いていたかったですね。ちなみに私の口笛はビートルズで変わっておりませんよ!でも最近はキャンディーズも増えてきてますが・・(笑)。
話が脱線して申し訳ないですが「買い物ブギ」を聴いたおかげでマービンゲイ、シュープリームス、ロバータフラック、スティービーワンダー、更にはテンプテーションズ、フォートップス、スタイリスティックス、アンピーブルズetcのソウル系も最近聴くところとなりました。ビートルズもルーツはブラックミュージックなので以前から聴いてみたいなと思っていましたが思わぬ形でミキちゃんに背中を押してもらったようでそれはそれは嬉しくなってしまいます!時空を越えた「音楽の力」を感じますね。
とりとめなくなってしまいましたがミキさんがいつまでもお元気でいることをお祈りいたします。
15 1月 2012 at 0:39:44
わなうささん、お忙しい中コメント恐れ入ります。
素晴らしいエピソードありがとうございます。キャンディーズから音楽が広がっていくというのがいいですね!自分もシュープリームスはキャンディーズがきっかけでCDを買いました。あと、まだ入手していないのですが「真冬の帰り道」が気になる曲です。
キャンディーズは幅広いジャンルの曲にチャレンジしていますが、それは自分たちの意思も存分にあったのでしょうね。
ちなみにちょっと前の新聞か何かで見つけたのですが、ランちゃんがよく聞く曲としてカーラ・ボノフ(ウエストコースト系のシンガーソングライター)があがっていて、ちょっとうれしかったです。
キャンディーズとかぐや姫は同時代なんですよね・・・
17 1月 2012 at 8:52:25
adminさんご返信有り難うございます。
本当にキャンディーズからの音楽の広がりは凄まじいです。いい音楽はいい音楽を呼び込みますね!タイムカプセル購入後のわずか1年3ケ月余りで既にCDを26枚買ってしまいました。カバー曲の原曲が入っている作品とソウル系が多いです。原曲と聴き比べることで何を足して何を引いたか考えるとキャンディーズの音楽性が浮かび上がってきて楽しいです。例えば動画サイトにアップされてますテンプテ-ションズの「ゲットレディ」カバー(梅田コマでのライブ)を聴きますとよりビートを強調しつつモータウン独特のマッタリ感を減らしているような気がします。つまりは原曲の良さを損ねない範囲で最大限ロック指向を強めアカ抜けた感じにし上げたかったのではと想像します。しかもバックバンドとのコンビネーションの良さをみますと相当練り上げているなと感じますね!
「真冬の帰り道」、いいですね!私の下手なギターの弾き語りでこの曲を唄っていたらカミサンに「曲のイメージ壊すからやめて~」と言われてしまいました(笑)。原曲が「ランチャーズ」で「ランチャン」に似てておかしいな・・と心の中で笑っていました。実際は加山雄三さんつながりでの選曲なのかもしれませんね?
また「カーラ・ボノフ」の情報有り難うございます。すぐに動画サイトで数曲チェックしたところとてもいい感じなので即ベスト盤を買い物カゴに入れてしまいました。早く届くのが待ち遠しいです!
尚、キャンディーズとかぐや姫は同時代ですがかぐや姫が75年4月に解散してますのでこのラジオ番組での共演は貴重な機会だったのではと思います。
また宜しくお願い致します。
21 1月 2012 at 9:18:12
わなうささん、コメントいつもありがとうございます
カーラ・ボノフはいかがでしたか?
キャンディーズから音楽が広がっていくって素晴らしいですね!キャンディーズの音楽の幅広さのなせる業かと思います。本当に貴重な財産だと思います。
26 1月 2012 at 13:39:10
adminさん、カーラ・ボノフはストライクゾーンでした!
ランちゃんはどの辺りに魅力を感じたのか考えると更に楽しいですね!歌詞から読み取る女性としての強さなのか?音楽性が重くないけど軽くないところなのか?アーティストとしてよりいいものを作ろうとした時の葛藤に共鳴したのか?
1977年くらいの曲と1995年の曲とで声が全く変わっていないのも凄いなと思いました。そう考えますととランちゃんにも長く歌手として歌っていて欲しかったなと思ってしまいます。あれだけ澄んだ声でしかもパンチのあるボーカルは他の誰も聴かせることは出来ないと思います。
貴重な情報有り難うございました。
31 1月 2012 at 19:15:38
わなうささん、ご返信遅くなりましてすみません。
カーラ・ボノフとランちゃん、特に早春賦のあたりの楽曲とか似たところもありますよね。
先日「恋がひとつ」をアップしました。引き続きランちゃんの自作曲の流れも追っていければと思います。
08 2月 2012 at 17:16:59
「あなたのイエスタデイ」に関するコメントではなくてすみません。キャンディーズとビートルズつながりでこちらにコメントさせていただきます。
ビートルズのフロント三人とキャンディーズの三人の音楽性に共通性?を感じております。
ジョン・レノン=ランちゃん、溢れ出る感性に任せた独創的音楽性。ファルセットが得意なところも共通。
ポール・マッカートニー=ミキちゃん、クラシック等の素養に裏打ちされた合理的音楽性。高音域でも地声で押しまくる歌い方も共通。
ジョージ・ハリスン=スーちゃん、年下らしい自由奔放な音楽性。カントリーやフォークが音楽的ベースのジョージ。民謡がベースのスーちゃん。ちょっとこじつけですが似てないですか?(笑)
・・・以上、ビートルズはリンゴ・スターも含めて超個性派集団ですがこう見るとキャンディーズも全く引けをとっていませんね!個人的にはいろいろな意味でキャンディーズはビートルズの「妹分」的な存在と感じております。
28 2月 2012 at 12:37:18
わなうささん、返信が遅くなりすみませんでした。
ビートルズマニアらしい考察ですね~けどフロントに並んだ時の背格好の統一感(のあるところ、ないところと)は似ているかもしれませんね。一部では日本のシュープリームスに例えられることもありますが、シュープリームスのように一人が目立っているわけではなく、3人組のバンドでいうと、CS&Nよりもバランスが取れているようにも感じますね。
3人組というと、日本ではGAROが個性的なところとバランスで共通性があるように思っています。(ただ、GAROは途中からかなりの不仲になったらしいのでそこは全く似ていませんが・・・)
>個人的にはいろいろな意味でキャンディーズはビートルズの「妹分」的な存在と感じております。
良い表現ですね!
06 3月 2012 at 20:51:21
追伸:
スーちゃんはジョージハリスンの「うっかりハチベイ」的キャラクター(年下の特権で何を言っても許されちゃう感じ)と同時にリンゴスターの持つ「ホンワカムードメーカー」(緊張を解き、周りを和ませちゃう感じ)の両方を担っていたように思えます。
そう考えますとスーちゃんの存在は重要だったのですね!
22 3月 2012 at 21:40:33
以前コメントさせて頂いた「買い物ブギ」に関連しますが、歌詞に「スティービー♪、ダイアナロス♪、マービン♪、ロバータフラック♪、ビートルズ♪」とありますね。一見言葉の遊び風にも聴こえますがミキちゃんの思い入れのアーティストを歌っているのでしょう。
今年2012年になってロバータフラックがビートルズのカバーアルバムを出されましたね!(ミキちゃんが歌詞に並べたアーティストがこんな作品をだすなんて凄い偶然?)当時のミキちゃんは35年後を見越してこんな歌詞を書いていたのですね!本当にミキちゃんの音楽センスの確かさは凄すぎです。きっと現在のミキさん、このロバータフラックのアルバムを聴かれていると思いますので私も聴き込んでみたいと思います。音楽の広がり・繋がりは素晴らしいですしまた大切にしていきたいですね!
すみません、またタイトルの「あなたのイエスタデイ」と関係のないコメントとなりまして・・
01 4月 2012 at 15:48:33
わなうささん、コメントありがとうございます。
>今年2012年になってロバータフラックがビートルズのカバーアルバムを出されましたね!
こちら情報ありがとうございます!しらなかったです。
やはり音楽の共通性があるのでしょうね。ミキちゃんの筋の通った音楽性に脱帽です。こういったところがキャンディーズの先進性につながっているのでしょうね。
05 4月 2012 at 9:32:12
adminさん。ご返信有り難うございます。今回のロバータ・フラックのアルバムの歌唱は凄いです!ピーク時よりパワフル且つソウルフルになっている気がします(現在75歳だそうですね。彼女にとってのミュージックライフの総決算という気合いも感じますが・・)。
そう考えますとキャンディーズの三人にももっとシンガーとして歌っていて欲しかった気がしてしまいますね・・・。
すみません、どうしても未練がましくなってしまいまして。
11 4月 2012 at 19:41:00
私は必ずカラオケに行けば、この「あなたのイエスタデイ」を歌います。大好きな曲です。
22 4月 2012 at 12:12:29
HARUMIさん、引き続きコメントいただきありがとうございました!
この最近カラオケにあまり行っておらないのですが、、「あなたのイエスタデイ」もカラオケになっているんですね!(キャンディーズバージョンですよね?)
素敵な時代です。。
24 4月 2012 at 9:18:20
1975年の吉田拓郎のオールナイトニッポンにゲストでキャンディーズが出演(ミキちゃんは風邪で欠席)した時に1974年12月の中央会館でのコンサートで1974年のヒット曲メドレーでスーちゃんが「泪のみさお」、ランちゃんが沢田研二の「追憶」、ミキちゃんが「襟裳岬」を歌ったコーナーがありそのテープが流され、ミキちゃんが歌い始めたあたりまでは拓郎さんはジョークを飛ばしていましたが曲が進むにつれ黙りこくって聴き入っていく様子に感じました。勿論拓郎さん作曲の作品のカバーということもありますが・・。
この時拓郎さんは何かを感じとりそれが後の「あなたのイエスタデイ」へと繋がるのだと思います。曲の出だしの「北の街ではもう~♪」と「春だというのに私には~♪」のフレーズは何となく似ていると思いますし・・。
また一緒に出演してた南こうせつさんに「ミキちゃんってどんな娘?」と聞いていたことからミキちゃんの音楽性?にかなり興味を持たれたのだと思います(以前コメントさせて頂いた通り、こうせつさんはキャンディーズと既に違うラジオ番組で共演しており面識があったわけです)。
この時点で拓郎さんにとってはまだ得体の知れない「ミキちゃん」というシンガーに歌わせる曲を既にイメージしてしまったのかもしれませんね?!だとしたらやっぱ拓郎さんは凄い人ですし拓郎さんの創作意欲をかきたたせてしまうミキちゃんも凄い人ですね!
「やさしい悪魔」の作曲のオファーの前に既に拓郎さんとキャンディーズの繋がりがこの時から出来ていたことになりますね!
以上、全くの私の勝手な推測でした。
13 5月 2012 at 22:40:40
わなうささん、コメントありがとうございました!またまた返信遅くなってしまいました。
また貴重な情報をいただきありがとうございます。自分は1973年生まれなのでリアルタイム情報はとても新鮮です。今考えると極めてゴージャスな状況ですよねー。当時すでにそれぞれ立場は確立していたのでしょうが、現在に至るまで輝き続けているメンバーですよね。
このような瞬間が重なって日本の歌謡史が作られているんでしょうね。
22 5月 2012 at 23:15:20
adminさん、すみません。言葉が足りませんでした。
先日コメントさせて頂きましたオールナイトニッポンの音源の件ですがYOU TUBEにアップされています「ANN 75 03 04 ゲスト キャンディーズ」を最近聴かせて頂いてのコメントでした。1975年3月は私もまだ小学5年生でしたのでさすがに深夜放送はまだ聴いておりませんせした。いずれにしても貴重な音源をアップして頂いた方にこの場をお借りして感謝申し上げます。
しかし内容についてはadminさんご指摘の通り「一流は一流を呼ぶ」典型的な例ですね!キャンディーズの繋がりのあった制作陣の方々等は現在も一流であり続ける方々ばかりですね!
それとこの数十分の放送時間の中で、最初は借りてきたネコの様な状態だったランちゃんとスーちゃんが時間が経つにつれて拓郎さんやこうせつさんのノリについていき最後の頃は二人をたじたじにさせてしまうあたりは凄いなと感じました。わずかな時間の中でも成長してしまう感じで、この時つかんだ感覚が後にスタートするラジオ番組「GO GOキャンディーズ」の放送に役だっていったのでは?とも思います。
話は逸れますが、ファイナルカーニバルにおいても数時間のコンサートの中でも三人が成長していく感じがはっきり分かりますね。特に前半の洋楽カバーコーナーでのコーラスが一曲毎に洗練されていくのが認識出来ます。解散コンサートに於いても成長を続けるグループなんてキャンディーズ以外には考えられませんね・・。
24 5月 2012 at 22:39:52
わなうささん、補足コメントありがとうございました。失礼しました。
当時の録音とは貴重な音源を持っておられる方はいるのですね。。自分はまだ聴けていないですが時間があるときに捜して聞いてみようと思います。
なお、今週末には次の記事をアップできればと思います!
29 5月 2012 at 23:06:26