SAMBA NATSU SAMBA

作詞：森雪之丞；作曲：馬飼野康二；編曲：馬飼野康二；
All Songs Box：４枚目１４曲目
歌い出し：SAMBA NATSU SAMBA　揺れているのは暑い太陽だけのせいじゃないわサンバ歌えばもうとまらない
ポイント：

キャンディーズの季節をテーマにしたといえばやはり「春一番」が思い浮かばれると思います。しかし、割合からいえば最も多いのは夏の歌のように感じます。シングルカットされた曲で言うと「暑中お見舞い申し上げます」、「夏が来た！」、それ以外にも「黄色いビキニ」、「行きずりの恋」などがあげられます。やはりキャンディーズの明るさ、歯切れよさなどの特長を生かすと、夏の歌がぴったりなのではないでしょうか。
特にアルバム「夏が来た！」はキャンディーズのアルバムの中では、最も季節性を意識したアルバムのようで、タイトル曲をはじめ、「SAMBA NATSU SAMBA」、「行きずりの恋」などが収録されています。アルバムのエンディングに当たる「恋はサーフィンに乗って」は曲名だけ聞くと夏の曲の様ですが、雰囲気は妙に暗い感じがしますが。
この「SAMBA NATSU SAMBA」も、まさに夏の曲です。サンバ調のイントロは、中期のロギンス＆メッシーナ、「ラハイナ」などのあたりを髣髴させるものがあります。歯切れのいい伊藤蘭（ランちゃん）のボーカルはさすがといった感じで、途中の笑い声や掛け声が楽しげな雰囲気を演出しています（ほとんどは藤村美樹(ミキちゃん）のように思いますが）。キャンディーズにはやはりこのように底抜けに明るい曲がにあってますね。
いくつか出ているBEST盤には収録されていないのでAll Songs Boxを買わないといけないのが残念ながら現状です。